[1/4]幼馴染「いっしょにいようよ」

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/22(日) 23:03:12.57 ID:v526sWaco

「好きだよ」

キスをした。
誰にも見つからないように。
他の誰にもわからないように。

キスをした。

嘘みたいに綺麗な夕焼け。
むせかえるような、雨上がりの草いきれ。

間違っているって、最初から分かっていた。

オレンジの夕闇に包まれた街の中、住宅地の児童公園は人影どころか誰の気配もなくて。
世界からぼくら以外の人が消えたような気がしていた。
世界が、ぼくらを隠してくれているような気がした。守ってくれているような気がした。
錯覚なのかもしれない、そんな祝福を、たしかに肌で感じていた。

こども、だった。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です